
「キャンパス・アジア」は、グローバルアジア人材の育成と大学間交流の促進を目的とする文部科学省「大学の世界展開力強化事業」による留学プログラムです。2009年「日中韓サミット」で質の高い大学間交流を行う3ケ国合意ではじまり、2021年から交流の舞台をASEANにも拡大しています。早稲田大学が主導する本留学事業では、ポストコロナ時代を見据え、多様なアジア社会においてポジティブな社会変革を起こすことができる人材(ソーシャルイノベーター)を育成します。参加学生はアジアの名門大学である北京大学(中国)、高麗大学校(韓国)、南洋理工大学(シンガポール)に半年または1年間の留学が可能です。 授業は、政治・経済・法学・ビジネス・国際関係などをはじめとする社会科学系の多様な科目を履修することができ、社会問題等についてプロジェクト形式の学習も取り入れながら国境や文明をこえて文化的知性を養います。言語は原則として英語です。
本事業を通して、「Asia for all」という志を同じくする世界中の仲間と出会うことができます。毎年夏にはパートナー大学に渡航し、1週間程度で実施される「ソーシャルイノベーションフォーラム」にて実際に各国・各大学の学生同士で議論を深めます。留学先や期間をこえて、アジアのオンラインコミュニティに拡大してゆきます。
本プログラムに参加し所定の要件を満たした学生には、修了証が発行されます。また、渡航費・宿泊費が補助される場合があるのも魅力のひとつです。
早稲田大学にはたくさんの留学プログラムがありますが、これは特別なものです。新時代のリーダーをめざす学生の参加をお待ちしています。
実行責任者
社会科学総合学術院長・教授
佐藤 洋一